エアアジア 日本市場から何度も撤退で完全な信用失墜へ

エアアジアグループCEOのトニーフェルナンデス氏は、新型コロナウイルスの影響を受け、海外事業の縮小を検討していることを明らかにしたと現地紙FMTnewsが報じました。

その中でも日本事業のエアアジアジャパンに関しては、真剣に考えなければならない対象とし、資金に余裕があれば事業を継続できるとしながらも、近いうちにエアアジアジャパンに関して何らかの決定が下されるとし、解散を示唆しました。

そのほか同氏は、年末までに銀行や投資家などから25億リンギットを調達する予定としており、資金調達に関しては順調に進んでいることを明らかにし、今後アセアンでの事業を強化するとし計画で、これが日本やインド事業から撤退の可能性を意味するとしています。(skybudget)

 

投資会社のCGS-CIMBは、エアアジアグループでクアラルンプールを拠点とし同グループの長距離路線の運航を担当してるエアアジアX清算される可能性があると指摘しています。 

先日、航空機リース会社のBOCアビエーションがエアアジアXに対し、未払いのリース料2,300万ドル(約25億円)を支払うよう、英高等法院に訴えたことが公になりましたが、CGS-CIMBの見解では他リース会社も同様の訴訟を行う可能性があるとしています。そしてエアアジアXは請求額を支払うことは難しいことから、更生管財手続の申請を行い、認められなかった場合は会社清算となると指摘しています。

仮にエアアジアX清算となった場合は、拠点とするクアラルンプール空港を運営するマレーシア・エアポートズ・ホールディングスにも多額の損失が発生することしており、マレーシアの航空業に大きな打撃与えることを指摘しています。(skybudget)

 

大株主の楽天も携帯事業で、資金に余裕はなさそうです。エアアジア本体も資金繰りの悪化で株価は暴落、エアアジアXも精算の方向とのことです。エアアジアジャパンも記事の通り、再度の撤退又は、名古屋ベースで税金が大量に投入されてしまっている関係上、ピーチ、スターフライヤー辺りに1円で買われそうです。

税金の無駄遣いの極致でした。