日系航空会社の国際線事業は各社とも大幅縮小へ

全日本空輸ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が7月28日に発表した2023年4-6月期(24年3月期第1四半期)連結決算(日本基準)は、純利益が前年同期比30.6倍の306億8600万円だった。通期連結業績予想は据え置き、純利益800億円を見込む。国内線はレジャー需要が好調なものの、出張需要がコロナ前の約6割にとどまっていることや、国際貨物需要が弱含みであることを懸念材料として挙げている。(aviation wire)

 

コロナ禍で運休していた富山―上海の定期便が8日、3年半ぶりに運航を再開した。初日の搭乗率は上海発が56・3%、富山発が89・7%。富山県は「まずまずの出だし」(航空政策課)とみるが、県によると、乗客のほとんどが中国人だった。日本人のビザ(査証)取得に手間がかかることが影響したとみられる。東京電力福島第1原発の処理水を巡り、日中関係の悪化が懸念される中、ビザなし渡航の再開は当面は難しいとみられ、観光面では課題を残している。上海便の行方は「視界不良」といえそうだ。

 県によると、最大126人乗りの機材に対し、8日の搭乗者数は上海発富山着が71人、富山発上海着が113人だった。いずれも、日本人の利用はほぼなかった。(富山新聞)

 

止まらない円安、日本人の貧困化、リモートによる出張回数激減、日系企業の大衰退により、日本発着の国際線は9割以上の旅客が外国人になったように見受けられます。日本人がどの外国に行っても円安と物価高で愕然とすることでしょう。

スカイマークに至っては、燃料高を理由にコロナ後は大赤字だそうです。

日本の衰退を海外から眺めているだけですが大変悲しくなります。